ファッション業界の重鎮、栗野宏文氏の著作「モード後の世界」という本がありまして、
洋服に人並以上の熱量を持って接している皆様の中には、すでに読了された方も多いのではないでしょうか。
僕も少し前に読み終わりました。面白かったです。
00年代中盤にファッション関係の仕事を志した身としては、刺さる文言が多かったです。
モードってなんだ。
現在の「モード」という言葉の一般的なイメージは、僕が青春時代に経験した「モード」とは全く異なりますし、
では現在の「モード」ってなんだい?と聞いても明確な答えが返ってくる事は少ない筈です。
だからどうしたの?独り言です。ブログなので。
話は変わりますが、昨日(1/6)は凄い雪でしたね。
僕は群馬の田舎町出身で、子供の頃は10㎝積雪なんて日常の一コマでしかありませんでしたが、
南関東に住んでいると大雪なんて1年に一回経験するかしないかのレベルなので、
「東京で10cm積雪!!!大雪警報発令!!!!」とニュースで叫ばれてしまうと、やっぱり少し怖くなってしまいます。
そんな中、僕は年末年始の仕事疲れを癒す為、高円寺で買い物をしていました。
店員さんに「こんな雪の中、元気っすね・・・」とか「今日お客さん2人目っすよ(15時時点)」とか
「こんな寒い日にTシャツ探しに来るとかちょっとヤバいっすね笑」とか
高円寺の古着屋にありがちなフランクな接客を受けてニッコニコで買い物していました。
勿論アホほど寒かったですが、会計が終わって店の外で飲む熱々のエメマンは最高でした。
まぁそんな中で僕が何を買ったかというと、
ざっくりした枠組みで申し上げると「モードな洋服」です。
黒いレザーコートにイタリア製のニットポロ、買いはしませんでしたが何柄か分からない総柄のブラックデニムやヒールブーツ等、
今の自分の気分は「モード」だ!と胸を張って言えるような洋服を物色してきました。
そしてやはり自分の中の「モード」はエディスリマンであり、マルジェラであり、ジョンガリアーノだと再認識しました。
いくら年齢を重ねても、カッコいいの基準はそう簡単に変わりませんね。
前置きが長くなりましたが、
つまり今回は「モード」を感じるARKNETSがセレクトしている22SS商品のご紹介です。
というか、markaの22SSです。今回のmarkaはモードです、個人的には。
皆様のお好みに合うかは分かりませんが、
とにかく荒木は今そういう気分という事で、
黒のライダースジャケットかテーラードジャケットを羽織り、パンツはブラックデニムを着て、ミニマルテクノを小音量で流しながら、フワッとご覧頂ければ幸いです。