みなさんこんにちは。
今回はこだわりが詰まりに詰まった「LEVI'S VINTAGE CLOTHING」のデニムパンツを各種ご紹介いたします。
まずご紹介しますのは1944年モデル。
いわゆる「大戦モデル」ってやつです。
大戦モデルってなんぞや?って方もいらっしゃると思います。
世界大戦時下の資材不足を補うため、政府の要請で金属や布地の節約をせざるを得ない状況で作成されたモデルということで、ウォッチポケットのリベットやシンチバックを省略しています。
オリジナルに可能な限り近づけるため、使用されている縫い糸の色もまばらになっており、こだわりというか本気度が伝わってきます。
「無駄を省き、極限に簡素化してシンプルにしている」というのが合っているかもしれません。
大戦モデルが欲しいけどヴィンテージで買うと状態が...だったり、値段も...といった方にぜひおすすめしたい1本です!
お次に紹介しますは1947年モデル。
ビンクロが欲しいけど、どれ買えばいいの!!って方にオススメしたいエントリーモデルです。
第二次世界大戦以降に作成されたモデルをベースにしており、スリムなフィットとシンチバック、サスペンダーボタンを除いてアップデートされています。
またダブルニードル方式の新技術によって伝統のアーチ形のデザインが実現されており、隠しリベットで補強も施されているのも特徴です。
細すぎるッ!!ってことはない絶妙なスタイリッシュ感なので、履き方次第で色々なスタイルに合わせられそうです。
当時の雰囲気そのままに、普段着でも着用したい!といった方にぜひオススメしたい1本です。
次にご紹介しますは1955年モデル。
先程のスタイリッシュ感とは打って変わった野暮ったい雰囲気を醸し出す形に変わって来ます。
腰回りはあえてフィットさせず、レッグ部分を大きめにカットした、角ばったシルエットが特徴です。
またペーパーパッチが初めて導入されたのは、このモデルから。
縮みを考慮して本革製から紙製に変更された背景があります。
ベルトループは他のモデルと比べるとちょっと細めの長めな作り。
形状や紙パッチ以外はほぼ47年モデルと同じ作りになっており、より現行のデニムに近い雰囲気になっています。
「作業着ではなく、ファッション着としてのイメージがより増した」という言い回しのがしっくりくる感がありますね。
幅広だけど他の人と被らないのが欲しい!といった方にオススメしたい1本です。
最後にご紹介しますは1966年モデル。
66年といっても実際は1966〜1971に出ていたモデルがベースになっており、「幻の66モデル」なんて言われたりしてます。
ここからはより現代に近づいたモデルのため、みなさんが普段馴染みのあるデニムパンツの形に近づいています。
バータック(股の部分の縫製などに用いられる棒状の補強縫製)と“Big E”レッドタブをあわせ持つスタイルで、ジーンズならではの耐久性はそのままに、ジーンズを補強する仕様になっています。
お尻周りはやや丸みがあり、レッグ部分からはテーパードがかかるスレンダーなシルエットです。
ビンテージデニムファンの方にはぜひ持っていただきたい1本です。
また全てのデニムに共通しているのが広島県福山市にある1893年創業の「カイハラ」の生地を使用していること。
非常にクオリティが高く、履き心地抜群でヴィンテージの雰囲気を当時のまま醸し出せるのが特徴です。
LVC以外にも、ノースフェイスやA.P.C、あのセリーヌなんかもカイハラデニムを使用しています。
歴史には歴史をなんて言葉が似合いますね。
サイズ選びのポイントですが、リジットモデルですので洗うと縮みが発生します。
身長や体型にもよりますが基本的には2サイズアップをオススメしております。
個人的には実際に店舗でサイズの穿き比べをしていただけるとベストかと。
熟練のスタッフがサイズ選びをお手伝いいたします。
ぜひ店頭へお越しくださいませ。
この春は心機一転LVCのデニムを穿いてみてはいかがでしょうか。
それではまた。