CIOTAのバスクシャツを買いました。
僕がどうこう言うよりもデザイナーの荒澤さんの言葉でご説明されている
投稿がありますので、是非ご覧ください。
買うしかない!!
@shiota_groupより抜粋。
https://www.instagram.com/p/CCadCBGDY-Y/
CIOTAのスビンコットンパネルボーダー吊天竺ロンT。
スビン、ギザ、スーピマ、
以上のコットンの原料で1番コストが高いのは
スビンコットンになります。
それがどういう事かはお解り頂けると思います。
スビンコットンをパネルボーダーでしかも吊機で編んだ事が如何に素敵な事かは以前のpostを観て頂きたい。
その素敵な事を実践した結果、このパネルボーダーの生地値も大変素敵な事になりました。
裸の単価でm/@4,000です。
コットン100%で天竺編みの生地が1mで4,000円致します。
天竺編みという編み組織はTシャツなどに使用されるあの素材になります。スウェットなどに使われる裏毛編みでもなく、そしてウール素材でもなく、コットン100%の天竺編みが1mで4,000円です。
4,000円は上代ではございません。原価です。
Tシャツなどに使われる様な素材の原価が1mにつき4,000円するのです。
世界で1番高いコットン100%の天竺編みが出来上がりました。
パネルボーダーをスビンコットンで
尚且つ吊機で編み、そして世間の方々からみましたら、こんな無謀とも思われるコストの生地を
編むだけでなく、世間にリリースしようと考られる人間は世界で私だけでしょう。
だから今まで世にでていないのです。
さて皆様に何が世間では無謀なのか、どう言う事かともう少し分かりやすく申しますと
今回のこのボーダーアイテムの製品用尺は1.5mくらいなのでこのアイテムは生地の原価だけで既に6,000円です。
勿論この事は生地が上がってきた段階で私も熟知しております。
私がつくっているのですから。
そして社長にこの時点で報告します。
行けますので行きます。と。
全部の原価を入れたらアパレルメーカーなら上代が幾らになるのでありましょうか。
巷の洋服はどの様に原価率が決められている(上代がつけられている)のか。
アパレルメーカーの原価率は20〜25%という低い原価率が相場になります。
しかも私が経験したアパレルメーカーの数社ではアイテムによっては原価率20%よりも低いアイテムもありました。
と言う事はこの時点でこのボーダーアイテムは生地値だけで
アパレルメーカーでは上代は24,000円〜30,000円です。
しつこい様ですが縫製工賃、附属代、加工代、仕上げ代、が入っていなくてです。
全部のコスト原価を入れたら上代は35,000円は優に超えて
原価率20%ならば40,000円ですら超える上代になります。
とても素敵な上代ですね。
これを私は今、作っちゃってる。
でもこの20〜25%の原価率が適切かどうかは20年間アパレルメーカーに勤めた私には甚だ疑問でした。
アパレルメーカーはどうしてこの様な低い原価率になってしまったのか?
どうして20〜25%にしなければいけないのか?
それはまた違う場でお話しましょう。
原価率が低い25%と言う事は、要は逆に上代が高いと言う事なのです。
私から言わせて頂きますと現代の一般の洋服を購買されるお客様の大半は洋服の価値より高い金額を支払っているのです。
世間にはそういった洋服が出回りすぎております。しかし私達SHIOTA/CIOTAは、アパレルメーカーと違いまして低い原価率にはなりません。
私達SHIOTA/CIOTAは違います。
CIOTAの上代にはしっかりとした理由のある試算で上代が成り立ち、その上代の価値に見合った洋服と断言致します。
だから生地値などを自信を持って皆様に曝け出せるのです。
そのCIOTAのスビンコットンパネルボーダー吊天竺ロンTの上代は24,000円になります。
色展開は
ホワイト×ブルー
ホワイト×ネイビー
以上の2色展開になります。
CIOTAのパネルボーダーは普通に着て頂いたら10年は着られます。
これは以前お伝えしましたが私は吊機と10年以上付き合っている。
その10年以上前に編んだ吊機のアイテムを隣にいる妻や友人達が着てくれている。
しかもこれも以前もお伝えしましたが吊機で編んだので柔らかさも持続している。
現代の高速編み機と吊機との歴然とした差はコレである。
10年間と考えて頂き、上代と価値とを天秤にかけて頂いて、
CIOTAの他には、この世に存在しないパネルボーダーを堪能して頂けたらと思います。