こんばんは、狐塚です。
G.Wも後半戦に突入しましたが、今日も良い天気でしたね。
明日からはちょっと怪しい天気になってくるので、変な誘惑に惑わされることなく、STAY HOMEが充実しそうです。
さて、タイトルの通り本日はYOKE(ヨーク)のお話。
当店では19AWシーズンより展開しており、今シーズンで二期目。
ブランド自体18AWシーズンからスタートした新鋭ブランドですが、20SSのラインナップは良い意味で期待を裏切られたのではないでしょうか?
僕は店舗の代表、バイヤーとして展示会に参加させて頂いているのですが、展示会に行く新幹線の中では次のコレクションをイメージしながら展示会場へ向かっています。
が、今期のYOKEは見事に期待を裏切られました。
というのも、ブランド設立当初から19AWシーズンまでの、ユーザーがイメージしていた「YOKE像」をぶち壊す、大胆なコレクションでした。
デザイナーの寺田さんはとても優しくて、おっとりしているタイプの印象を持っていましたが、並んでいる洋服を見て、寺田さんの内に秘める「超攻撃的姿勢」が伝わってきました。
細かなディテールワークで自由自在に着用アレンジ出来るギミックや、ジェンダーレスな色使い、シルエット。
頭の中で理解するまで時間はかかるかもしれませんが、服の輪郭だけで決めつけずに、じっくり時間をかけて紐解いていくとどんどん魅力に引き込まれていく洋服。
シンプルな洋服が好まれる現代ファッションで、久しぶりに「頭を使って着る」ことを思い出させてくれたのが、今シーズンのYOKEだと思います。
そんなYOKEのラインナップのなかから、本日はこちらのアイテムをご紹介。
シャツの様な、カーディガンの様な、不思議なバランスが面白い「SHIRTS CARDIGAN」。
これ、良いですよ。
フロントがダブルになっていて、ボタンを開けた状態だとシャツジャケット、ボタンをとめた状態だと深Vのプルオーバーシャツの様な見え方に変化出来るのです。
写真だと伝わりづらいですが、サイドスリットにあるボタンはスリットの開閉の為ではなく、隠しポケットになっているのです。
デザインのインパクトが強いぶん、この辺はゴチャつかせずミニマルに仕上げていますね。
イエローグリーンという綺麗な色を惹きたてる為に、バッグは贅沢にREADYMADE(レディーメイド)を合わせました。
主役級の存在感ですが(笑)
着こなしに左右されないモノトーンも良いですが、やっぱり色物の洋服はファッションを楽しくさせてくれます。
大人になるにつれて、ついつい「無難」という言葉に弱くなりますが、今期のYOKEを見ていると「考えて着る楽しさ」を思い出させてくれた気がします。
派手なアイテムや難しそうな洋服も、「若いコが着るもの」と敬遠せず、ぜひチャレンジしてみて下さい。
大人の方が着こなすYOKE、素敵だと思いますよ。
それでは、また。
CORNER'S ARK 狐塚