TOP SECRET 01

Begin × ARKnets Begin編集長 ミツキのヒミツキチ

Begin編集長ミツキがこ〜っそりと足繁く通う
宇都宮の名店の名品をDigするcolumn
いいモノが氾濫する今の時代、
“ココでしか買えない”
Special Onlyをわかりやすく買い説
目からウロコなモノ選びのキモを
思う存分に語ります♪

実は......
羽織るだけ~♪で
着こなしに‟ワーク“する

ORSLOW

40s カバーオール

まず『テレコの法則』を覚えましょう♪

街でお洒落だな〜って思う人……ミツキ、気付けばもう20年以上、あらゆる服飾業界人を取材していますが、お洒落巧者はみ〜んな“外し“名人です。たとえば……ラペルジャケットに古着のジーンズを合わせてドレスダウン。ん? ソレだったらさ、自分もよくやってるよ、なーんて方も多いことでしょう。そう、ここでいうお洒落な人の“外し“テクというのは超イージー。キレイめのアイテムにキレイめは当たり前の正統、キレイめのアイテムにはカジュアルなモノを合わす。ただそれだけ♪というのが、ヒミツキチ初っ端の目からウロコ。そんな誰もがお洒落上手になれちゃうテクを、ミツキは『テレコの法則』として提唱してきました。テレコとは元々は歌舞伎用語で“互い違い”を意味する言葉。そう、トップスとボトムスのテイストを互い違いに〜ということです。そんな法則に当てはめたら、バッチリお洒落上手になっちゃうんだよね〜💙 てなベーシックを今月はDig♪ 先述したラペルジャケットにデニムを合わせるならば、その逆だっていいんじゃね? というわけで、このオーラを放つカバーオール。モノとしての目ウロコもしっかりと買い説♪

ここまで作り込まれている
モノってなかなか出合えない

ジーンズのウンチクってお腹いっぱい〜ってほど語られているけれど、同じデニムで作られているカバーオールってそんなに語られることがない。というわけで、少し書かせていただきたく〜。デニム好きなら“大戦モデル”という名称、聞いたことありますよね? そう、このカバーオールは1940sのモデルがベース。40sといえば大戦中ですからね、このカバーオールも“大戦モデル”になるわけです。でね、その特徴といえば、物資がない時代ですから、とにかく無駄な装飾がないということ。そんな時代背景の副産物と言うべきか、シンプルなデザインとなって、不変度を倍増させているんですね。だから、飽きが来ず、長〜く愛せるのは“大戦モデル”。まずココがミツキがDigした最大ポイントになります。で、作りを見れば、まるで極上のデッドストックに出合ったかのよう。40sのカバーオールを研究して作り上げた素材感、当時のミシンで綿糸を使っての縫製&経年変化したドーナツボタンなど、こだわりすぎてます♪ ちなみに、なぜボタンの中央がくり抜かれているのかといえば、弾丸などの兵器へ少しでも素材を回すよう、金属量を減らすための工夫。ってなウンチクで最後を締めながら、やっぱりね、変化なしに何年だって着続けられる、作りのしっかりとしたベーシックな服はすんばらしい‼︎ と改めてニヤリとしちゃう1着なのです。

外しテクを
大至急実践してみよう!

PRODUCTのポイントにてモノの魅力については語らせていただきましたが、モノが良くても着てカッコよくなくちゃNG。とうことで、お次は着こなしポイントについて語っていきましょう!写真上は紺ブレ&白BDにグレースラックスという文句のつけどころがないベーシックスタイル。で、冒頭で述べたように紺ブレをカバーオールにチェーンジ! 羽織るだけ~♪で、誰もがお洒落上級者の“外し”テクができちゃう。どうです?

キレイめとワークの競演♪ 白BDにグレースラックスと、手持ちのアイテムに合わせてあげるだけで肩肘張らない週末カジュアルスタイルになるでしょ。大戦モデルでベリーシンプルですから、このようにドレス系のベーシックにだって、程よいスパイスに。シルエットも“今着てフレッシュ”な仕様にアップデートされているのもGOOD! 今回はシャツINしましたが、大人でも許容範囲のBIGシルエットですから、パーカINなんかもストレスなく楽しめちゃいます。で、手持ちのタイでタイドアップにもチャレンジしちゃったり。長~く愛せるベーシックは、今までの自分にはできなくて……な、未知なる着こなしへ誘ってくれる、そんな日々のコーデに働くジャケットなんです♪

ORSLOW

40s カバーオール
ワンウォッシュ ウィズ ペイント

29,480円 (税込)

[Begin]編集長 光木拓也

1977年生まれ。2000年に㈱ワールドフォトプレス入社。モノ・マガジン編集部を経て2006年㈱世界文化社に移籍。Begin編集部でファッションを担当し、2017年10代目編集長に就任。これまで、さまざまなジャンル、海外、国内の生産現場を取材し、本当にいいモノは何かを追求している。座右の銘は“中坊マインド”。いつまでも中2のときのようなワクワク感を求め、ヤンチャに各地を飛び回りいいモノ発掘中。

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