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単位:cm
世界最高峰の手袋として紳士たちの憧れであるDENTSの歴史は古く、1777年にまで遡ることができます。ウースター大聖堂で知られる英国のウースターという町でジョン・デントによって創業します。息子であるジョン・デント・ジュニアとウィリアム・デントも15歳のときより7年間にわたり父ジョン・デントのもとで修行し、その後は息子たちの確かな技能によって、デンツの礎が築かれました。19世紀以降になると、高級手袋だけでなく、アクセサリーの大手輸出会社に成長を遂げます。1953年にはエリザベスⅡ世の戴冠式用手袋も手掛ける名誉を授かっています。この手袋はデンツ博物館に特別展示されています。現在DENTSの工場はウィルトシャー州ウォーミンスターという郊外の美しい町にあります。この工場では昔と変わらない手袋作りが行われ、一組の手袋を作るのに32もの工程を経てようやく完成します。各工程が終わる毎に注意深く検査し、もし完璧にできていない場合は不合格とされます。こうして厳しい検査を通過したもののみDENTSの手袋となるのです。このDENTSの手袋の特徴であるフィット感は、マスターカッター(親方裁断士)の技術と経験によるところが大きく、長年の訓練修行から生まれたカッターの確かな目と、革を注意深くシェーピング(形作り)し伸ばしていくことが最終のフィット感に影響します。その感触は「手袋をしたまま新聞をめくることができる」といわれるほどです。また使われる型紙は1839年から続くもので、20サイズが用意されています。縫製は熟練したお針子が手もしくは機械で縫っていきます。縫製方法は大別すると2種類あり、縫い目が表から見えないインシーム縫製と、合わせ目が外に出ているブリックシーム製法があります。インシーム製法にはシルクのライニングが使われ上品な雰囲気に仕上がります。一方のブリックシームは重い革のときによく用いられ、カジュアルな雰囲気が特徴です。こちらは紳士たちから人気のあるペッカリーの手袋の縫い方で、ライニングには保温性に優れるカシミアが用いられます。(ノンライニングのタイプもあります。)ペッカリーは南米高地に棲息する猪に似た動物で、古くからデンツの手袋に使われてきました。着用してみると非常に伸縮性に優れ、独特の柔らかさと風合いがあります。ペッカリーの手袋といえばデンツといわれるほど、長年堅持してきた高品質によって絶対的な信頼を得ています。
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